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共創イノベーション SDGs×DX in けいはんな Presented by KSAC

共創イノベーション SDGs×DX in けいはんな Presented by KSAC

超小型触感センサ、裸眼3Dディスプレイ技術、超撥水アルミニウム表面加工など、関西の8大学が研究シーズの事業化に向けてプレゼンテーションする『共創イノベーションSDGs×DX in けいはんな Presented by KSAC』を開催します。

新産業の創出に向けた研究の協業や市場調査の協力、また、起業に向けた経営人材の確保や資金調達など、新たな研究シーズにご関心のある事業会社、金融機関・ベンチャーキャピタルのご担当者など、多くの皆様のご参加をお待ちしております。

※イベント案内チラシ

受付終了
開催日時2022年1月24日(月)13:00 ~ 17:00
定員※新型コロナウィルスの感染状況を踏まえて、オンラインでの参加のみに変更させていただきます。
後日、オンライン参加のURLを送信させていただきます。
料金無料
主催者名京阪神スタートアップアカデミア・コアリション【京都知恵産業創造の森】
共催:京都府、奈良先端科学技術大学院大学、公益財団法人関西文化学術研究都市推進機構、株式会社国際電気通信基礎技術研究所、株式会社京都銀行、株式会社けいはんな、京都大学イノベーションキャピタル株式会社、大阪イノベーションハブ
後援:国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構
協力:関西イノベーションイニシアティブ
お問い合わせ先京都知恵産業創造の森スタートアップ推進部 
startup@chiemori.jp 075-353-7122
会場けいはんなプラザ 大会議室
(京都府相楽郡精華町光台)
申込締切2022年1月19日(水)
スケジュール12:30~ 受付開催
13:00~ 研究者からプレゼンテーション
17:00 ~ 閉会予定
以下、登壇者及び研究テーマの紹介研究テーマ 
概要
立命会大学情報理工学部教授 野間 春生 研究テーマ:人を超える超小型触覚センサの開発と産業応用

概要:産業用ロボット向け触覚センサーを提供します。本センサは直径1.5mmの極小型のセンサであり、このサイズでは従来にない三次元触覚機能を有します。製造現場では従来のマスプロから少量多品種の製造が求められ、旧来の高速かつ正確に同じ作業を繰返す産業用ロボットに人間のような器用さが求められています。本触覚センサを協働ロボットに導入することで、協働ロボットが人間のように対象を正確に把握できるようになります。
奈良先端科学技術大学院大学准教授 大竹 義人 研究テーマ:レントゲン画像と三次元医用画像の2D-3D 位置合わせによる骨の動きの高精度解析

概要:手術中のモニタリングや背骨・肺などの動きの計測に用いられるレントゲン画像は三次元的な診断ができません。一方でCT画像は撮影台に寝た状態しか撮影できません。本技術はCT画像と姿勢を変化させながら撮影したレントゲン画像から骨の三次元的な動きの計測を可能にします。これにより、脊柱管狭窄症など小さな骨(脊椎)の三次元的な動きに関連する病気の診断や機序の解明、患者個別のリハビリテーション計画に寄与できます。
同志社大学文化情報学部・文化遺産情報科学調査研究センター 准教授・センター長/株式会社SOCRAH(設立予定)代表取締役社長 津村 宏臣研究テーマ:xR技術を応用した文化遺産コンテンツ開発と新しい博物館アーカイブの提案

概要:xR技術を使用した文化遺産のデジタルコンテンツ作成と、xR技術の展示・開発実証作業の実施・3D計測の撮影スタジオ設営と計測作業の実施。地域機関、各種関係機関からの調査・研究のコンサルティング事業の実施。全国各地の博物館展示そのものの「展示アーカイブ」は現状では成されていないため、企画展示の記録から展示を再構築し、恒久的に展示を享受できるシステムと実装を実施します。
奈良先端科学技術大学院大学助教 澤邊 太志研究テーマ:心地よいコミュニケーションパートナーロボット

概要:人と人の日常的な会話機会やコミュニケーション機会が減少している現代社会では、うつ病や認知症などが増加し、将来のウェルビーイングに悪影響をもたらします。そこで、会話機会の増加を促すため、ロボットから人へ日常的なコミュニケーションを継続的に行いました。人とロボットの間で信頼関係が構築されるとパートナーのような存在になります。この信頼関係の構築に必要な、日常的な継続利用意欲を促す研究について紹介します。
京都橘大学工学部教授 吉田 俊介研究テーマ:テーブルの全周から観察できる裸眼3Dディスプレイ技術 fVisiOn

概要:この技術では一見すると何もないテーブルの中央に、全周360°から特別なメガネなしで観察できる3D映像を再生することができます。2008年から研究を開始し、2015年には288台のプロジェクタを用いて直径90 cm高さ70 cmの円卓の形で実装しました。インタラクティブに操作できるコンテンツが制作でき、人数を問わず着座した状態やその背後に立つ人々が高さ5 cm程度の3D映像を共有することができます。
京都工芸繊維大学情報工学・人間科学系助教 田中 一晶 研究テーマ:人の手の触感を再現するロボットハンドによる空間的・社会的結合の強化

概要:ビデオ通話において相手と触れ合えるようにすることで、相手と同じ空間で対面している感覚である空間共有間を高め、社会的結合を強められると考え、人の手の感触を再現するロボットハンドを開発しました。そして、空間共有感と社会結合を強化する上で有効なシステムのデザインやロボットハンドの要素を検証し、遠隔身体接触システムの設計指針を示しました。この知見は仮想空間のキャラクタやアバタとの身体接触にも適用し得ます。
兵庫県立大学産学連携・研究推進機構特任助教 吉木 啓介  研究テーマ:光学液晶の製品化と,応用製品の開発

概要:光学機器用の小型,低コストな透過型液晶を開発しました。光学系に容易に組み込観可能で,光学機器に新たな機能付与ができます。例えば,工業検査カメラに装着したときの難判別欠陥検査、LiDARや監視カメラに装着した場合の素材検知、霧中観察など、従来難しかった計測が可能となります。他にもレーザー加工、レーザー溶接、光マニピュレーションなどにも用途があります。光学用液晶の仕様は表示装置に比べて多様でありますが、様々な用途に応じて最適化された素材・設計の実施や試作から生産まで対応可能な個別・小ロットな生産を低コストで提供します。
奈良先端科学技術大学院大学准教授 安原 主馬研究テーマ:自然にまなぶ超撥水アルミニウム表面加工

概要:自然界の生き物がもつ構造やしくみにヒントを得て、新しい機能性材料を生み出すバイオミメティクス。表面の微細な突起により超撥水性を示すハスの葉を模倣し、フッ素樹脂加工を使わない環境調和型の超撥水加工を実現しました。本技術では、アルミニウム基板に対して表面微細加工を施すことにより、接触角150度以上の高い撥水性を実現しました。連続3週間の屋外暴露でも、接触角120度の高撥水を保持することが可能です。
京都大学大学院医学研究科特定助教 後藤 和也研究テーマ:認知症に対する治療用ワクチン開発

概要:私達はアルツハイマー型認知症に対する治療用ワクチンの開発を行っています。これまでのアルツハイマー型認知症に対するワクチンとは異なる新しいターゲットでより効果的な治療を目指します。用いるワクチンはVLPワクチンという遺伝子を含まず安全で高い抗体価を得られるワクチンで、現在はアルツハイマー型認知症モデルマウスを用いてその効果を検証しています。ワクチン治療は他の疾患にも用いられると考えており、その可能性についても研究を進めております。
奈良先端科学技術大学院大学助教 松田 裕貴研究テーマ:BLEを用いた街の混雑度センシング技術および市民参加型による持続可能な技術運用プラットフォーム

概要:Bluetooth Low Energyスキャナを搭載した設置型IoTを用い個人所有デバイスからの電波強度計測により、公共交通機関・飲食店・公共施設など、街のあらゆる場所の混雑度を推定する「AIシステム」と、未知の空間にIoTを配置した際のAI学習に必要なラベル(正解値)データを、協力来訪者から収集する「市民参加型ラベリングシステム」の2つのシステムからなる、持続可能な混雑度情報収集技術です。
奈良先端科学技術大学院大学助教 山﨑 将太朗研究テーマ:有用タンパク質の高生産を実現させる塩基配列の設計

概要:ワクチンや成長因子に代表される有用タンパク質は、遺伝子を組換えた細胞を工場とした生産が行われています。生産性を上げるカギは、目的タンパク質をコードする塩基配列です。この塩基配列を適切に書き換えることができれば、大量生産が可能となります。実験によって得た大規模データと、機械学習、最適化アルゴリズムを活用することで、有用タンパク質を高生産させることが可能な塩基配列の設計技術を開発しました。
大阪工業大学情報科学部講師 大井 翔 研究テーマ:高次脳機能障害者のための日常行動に基づくリハビリテーションと認知機能評価に関する研究

概要:交通事故や高齢化に伴う脳機能の損傷である高次脳機能障害は、リハビリテーションを行うことで機能回復や機能低下を防止することが可能です。この高次脳機能障害の評価には特殊な検査キットを使用する必要があるため、障害者や医療スタッフに負担がかかります。本研究では日常行動から認知状態をリアルタイムに評価することを目指し、実世界と仮想世界からのリハビリテーション訓練と認知機能評価するシステムの構築を目指しています。
立命館大学大学院テクノロジー・マネジメント研究科教授 品川 啓介研究テーマ:新市場創成に資する科学的イノベーションの起点の早期発見システム構築

概要:科学の学術専門領域の論文書誌の情報(アブストラクト、キーワード等)を解読することで、新市場の創出に資する画期的な「イノベーションの起点」を見出す研究に取り組んでいます。具体的には、独自の理論式を用い対象となる専門領域におけるイノベーションの出現可能性の高い期間を特定し、そこでの主要研究テーマのネットワークを明らかにすることで、高精度、最短でイノベーションの起点を抽出します。
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