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共創イノベーション in 京都経済センター Presented by KSAC

共創イノベーション in 京都経済センター Presented by KSAC

非接触で工業品から食品まで正確に色を測定するシステムによる品質管理、キャビテーションプラズマ技術を活用した水のみによる農業用殺菌水の開発、火災で発生するガス中毒を現場で即治療できる投薬システムの開発など、関西の6大学の研究者が研究シーズの事業化に向けてプレゼンテーションする『共創イノベーション in 京都経済センター Presented by KSAC』を開催します。

世界を変える最新の研究シーズによりビジネスを生み出したい起業家・経営人材や、新産業の創出に向けての研究シーズにご関心をお持ちの事業会社、金融機関、ベンチャーキャピタルの皆様など、多くのご参加をお待ちしております。

※ハイブリッド開催 会場でのリアル参加 又は、オンライン参加
 オンライン参加の方はこちらのリンクからご覧ください(Youtube)
 https://youtu.be/A4ZSrJe9sdY

※登壇者詳細 https://open.kyoto/wp-content/uploads/2022/11/page2_1-scaled.jpg

       https://open.kyoto/wp-content/uploads/2022/11/page3_1-scaled.jpg

受付終了
開催日時2023年1月20日(金)13:00 ~ 17:00
定員会場参加 100名
料金無料
主催者名京阪神スタートアップアカデミア・コアリション
【京都知恵産業創造の森】
共催:大阪イノベーションハブ
京都大学イノベーションキャピタル株式会社
お問い合わせ先京都知恵産業創造の森 産学公連携推進部
renkei@chiemori.jp 075-353-2302
参加方法会場でのリアル参加及びオンライン参加
※オンライン参加の場合、個別ブースマッチングは参加できません。
会場京都産業会館ホール(京都経済センター 2階) 
京都市下京区四条通室町東入函谷鉾町78
申込締切2023年1月16日(月)
スケジュール12:30~ 受付開催
13:00~ 研究者8名からプレゼンテーション
 ※プレゼン終了後、個別ブースでのマッチング   
17:00   閉会予定
以下、登壇者及び   研究テーマの紹介研究テーマ 
概要
①京都大学      准教授 韓 立友研究テーマ:γ-グルタミルトランスペプチダーゼ(GGT、 γ-GTP)をターゲットにした難治性喘息の新規治療薬の開発

概要:様々な疾患と密接に関わっているGGTを標的とした医薬品は未だ開発されていないが、我々はGGTの特異的阻害剤GGsTop等を創生し、物質特許を取得した。本物質に難治性喘息モデルマウスで気道における強力な炎症抑制効果が見出されたため、難治性喘息を適応症とする医薬品開発を目指している。コントロール不良の難治性喘息により、患者は著しく呼吸機能が低下し、生活の質の低下を余儀なくされ、重症喘息患者では入院頻度、死亡リスクが高くなる。また、使用される抗体医薬も高価であるため経済的な負担も大きい。このような社会課題を解決するため、本疾患を適応症とする医薬品としての研究開発を進めているところである。
②兵庫県立大学大学院 准教授 岡 好浩研究テーマ:キャビテーションプラズマ殺菌水による植物病害菌防除技術の開発

概要:世界人口が増加し農作物の収量確保が求められる一方で、農薬に依存しない新たな植物病原菌防除技術が求められています。本研究では、液中プラズマの一種であるキャビテーションプラズマ技術を活用して、水のみを原料としながらも高い殺菌効果を有する農業用殺菌水を開発しました。「高い殺菌効果」および「安心・安全」を有する殺菌水を生産者に提供すると共に、消費者に安心・安全な農作物と繋がる喜びを提供します。
③関西大学      教授 田實 佳郎研究テーマ:圧電組紐で新しいコミュニケーション体験の創生
YUWAERU™️/圧電繊維を活用したプロダクトおよびサービス開発による新しい体験提案

概要:京刺繍、京組紐、飾り結びなどの京都の伝統技法を活かし、wearableセンサ、e-textileを具現化する。圧電組紐が結び方により運動検出や運動の方向、スポーツに伴う大きな運動と脈動のような非常に小さな動きを大きなコンピュータや複雑な回路を用いずに検出できることを活用し、装着者に与える重さや嵩の負荷を著した「着る、着ける」を意識しない世界初の端末を目指す。現在、「プレゼントリボン」と「エンタメ・スポーツ観戦体験グッズ」を開発中、生活に溶け込む新しいIoTのビジネス(Fashionable IoT)として、YUWAERAU™️のビジネスを世界に発信していきたい。
④同志社大学     教授 北岸 宏亮 研究テーマ:火災現場などにおいて即使用できるガス中毒治療薬の開発

概要:火災により発生するガス中毒は世界中で多発しており、中毒者数は毎年100万人以上と推定される。しかしながら、現在のところ有効な治療薬は開発されておらず、新鮮な空気や酸素を吸入させる以外の医療行為が存在しない。このため、火災で発生するCO中毒を含むガス中毒を現場で即治療できる投薬システム「hemoCD」を開発した。このhemoCDは我々が研究室で独自に開発した合成化合物であり、体内でCOなどの有毒成分を捕捉して尿中へと排泄させる効果を持つ。救急救命の現場において正に求められているものであると考え、社会実装するための早期承認をめざしている。
⑤大阪公立大学    教授 酒井 英樹研究テーマ:複雑形状物の色彩・光沢・再帰反射の同時非接触測色システムの開発

概要:物体の色彩や光沢を測定するには、産業規格で定められた照明及び受光条件を満たすことが望ましく、それら産業規格に準拠した接触式色彩計及び光沢計は数多く市販されている。しかし、これらの測定機は、平らで均一な試料面を想定しており複雑な形状の試料をそのままの形で測定することはできず、表面に凹凸や光沢のある物に対しては測定誤差が生じやすい。本システムは、新開発の可動式光吸収体によって機器測定を困難とする原因である光沢成分を制御することで複雑形状物の色彩、光沢、再帰反射性を正確かつ同時に測定することができ、目視検査に変わる外観検査・品質管理分野、及び、商品写真・画像提供分野での活用を目指している。
⑥兵庫県立大学大学院  准教授 鈴木 雅登研究テーマ:細胞の回転でわかるラベルフリーな電気特性評価装置

概要:細胞に対して機能改変や機能強化といった人為的な加工が容易になり、加工された細胞が薬剤として利用されつつある(例えばCAR-T細胞)。加工された各細胞間で発揮する機能に差異があり、細胞加工品の品質のばらつきの一因と考えられている。不均質な細胞集団から目的細胞を単離には、煩雑な溶液操作と取得までに長い期間(1~2か月)を要し、製造コストの増加につながる。本シーズは各細胞の機能を非標識で評価し、その機能に応じで目的の単一細胞をその場で取得ができる。そのため短時間に目的細胞の取得ができ、細胞加工品の製造コストの低下が期待できる。本シーズを広めることで細胞を用いた医療や物質生産をより身近なものにしたい。
⑦大阪公立大学大学院 教授 真嶋 由貴惠研究テーマ:自己学習でもちゃんと身につく看護技術トレーニングシステム

概要:看護技術は実習室で一斉に練習を行う形式で教員数で見回り指導を行ってきたが、現場では熟練した指導者が不足している。このような中、自己トレーニングで正しい手順と熟練者のコツを内省的に学習するeラーニングシステムの開発により「自己学習」による「看護技術手順の確実な習得」と「自分の看護技術の内省(リフレクション)」を可能としたい。このeラーニングシステムにより正確な手順の習得が可能になり、看護学生や70万人に上る潜在看護師などが迅速に自己学習可能になるため、ビジネス化を進めより普及を加速化したい。
⑧京都府立医科大学  講師 内藤 泰行研究テーマ:介護者の手を煩わせない 尿失禁・夜尿症治療器の開発

概要:超高齢社会が迫る中、介護領域での市場は爆発的に拡大している。老年世代の「排泄ケア」は、当事者にとっては尊厳に纏わる問題であるとともに、世話をする者にとっても大変負担の大きな問題である。高齢になればなるほど合併症ゆえに尿失禁の治療薬が禁忌として内服できない患者が多く存在し、尿失禁治療器の医療現場のニーズは大きいとともに、世界中に尿失禁で困っている患者は存在し市場規模も大きい。尿失禁の感知から治療プロセスに至るまでの時間帯に世話する者の介入する手間を一切必要とせず、膀胱容量を増加させ膀胱の安定性を確保し、尿の禁制を自動的に維持・回復を目指す革新的な尿失禁・夜尿症治療器の開発をすすめる研究である。
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