IDEA

※ビジネスタイトルは未定

共済団体
佐藤 智美
1997年神戸大学国際文化学部卒業、共済団体に勤務。経営理念の策定や助成事業の立ち上げの他、新店舗出店、チラシ、雑誌等紙媒体の広告宣伝、セミナーの企画等各種販売促進業務に従事。現在は京都の事業所で代理店営業マネージャーとして働く。NPOの方の想いを実現する姿を目の当たりにし、自分でも社会的課題を解決するビジネスを立ち上げたいと思うようになる。

──現在考えられているビジネスとその目的はどのようなものでしょうか?

現状まだビジネスタイトルは未定ですが、キャッチフレーズは「おすそわけ」です。地域の主婦やシニア世代による手作りのお惣菜を、ワーキングマザーに届けるサービスです。

 

──具体的な事業としてはどのようなことを計画されているのでしょうか?

仕事で疲れて帰ってきた時など、日々の夕飯づくりを負担に感じながらも、子どもには栄養のある手作りの食事を食べさせたいというワーキングマザーに対して、おいしい夕飯のおかずを届けることを考えています。

 

──ビジネスアイデアの特徴を3つ上げるとしたら、どんなところでしょうか?

1つ目は、地域密着、顔の見える関係づくり

惣菜をつくる方は、地域の主婦、シニア世代を中心に、地域に密着した範囲で展開します。調理場はシェアカフェなどの調理拠点を設け、まずは月1~2回程度の無理のない範囲から始めようと考えています。

2つ目は、夕飯のメインとなるおかずを1品提供すること
カレーや肉じゃがなど、それだけでメインとなり、野菜とタンパク質の両方を含むおかずを1品提供することを基本とします。

3つ目は、利用者とのマッチング

作り手と利用者のマッチングサービスを基本とします。将来的にはマッチング、申込、決済までWEBサイト上で完結できるようにしていきます。

 

──なぜこのビジネスアイデアを実現したいと思うようになったのでしょうか?

私自身、フルタイムで仕事をしながら10年間子育てをしてきました。洗濯や掃除は省力化できたとしても、日々の食事作りは、子どもの栄養面等考えると毎日外食というわけにはいきません。保育園や学童のお迎え時間ぎりぎりに滑り込む日々では、惣菜を買う時間もありませんでした。そんな中誰かがおかずを一品でも届けてくれたら、と思うようになり発案しました。

 

──なぜこのビジネスが今必要だと考えているのですか?

女性の活躍が謳われ、働く女性は飛躍的に増えました。一方で男性の家事参加は未だ進まず、仕事、家事、育児の負担が女性一人にかかる状態が続いています。母親にとって、日々の生活の基本であり、子どもの健康に直結する食事はおろそかにしたくないという思いが強くあります。手作りの健康的なお惣菜を届ける本サービスは、これらの社会的情勢、女性のニーズに合致したものだと思っています。

 

──アクセラレータープログラムに参加した時点での課題意識と、参加した上での成果はどのようなものだったでしょうか?

本プログラムの開始時においては、アイデアはあるものの、規制など現実的な課題をクリアできず、半ば頓挫していました。本プログラムが進むにつれて、自分のやりたいこと、想いを再確認するとともに、違うビジネスモデルで実現する可能性に気づくことができました。

 

──ビジネスアイデアの実現に向けて、これからの展望をお聞かせください。

まずは一歩踏み出すというのが今の気持ちです。当初は仕事を辞めてチャレンジすることを考えていましたが、なかなか踏ん切りがつかなかったため、現職を継続しながらできる範囲で始めようと思っています。仲間や賛同者を募り、まずは月1回からでもサービスを開始することを目標にしています。

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