IDEA

Anniversary project 「誓いの更新」

Anniversary project
宮田 智子
大学卒業後、OLを経てMCの道へ。各種セミナー、イベント司会、展示会ナレーター、婚礼司会を約17年続け、現在に至る。婚礼司会は約1000組を担当し、天職だと自覚。自身が結婚・出産を経験してからは、女性起業家異業種交流会やママのためのランチ会などを企画運営し、子供達に「パパは一番身近にいる尊敬すべきヒーローなんだ」ということを伝えたく「父の日イベント」を企画運営。3年間続け好評を博した。結婚11年目を迎え、家族や夫婦のあり方を考えるようになり、海外で「バウリニューアル」という文化がある事を知り、この度プロジェクトチームを立ち上げた。

──現在考えられているアイデアとその目的はどのようなものでしょうか?

ビジネスのタイトルはAnniversary project 『誓いの更新』。キャッチフレーズは「10年目のプロポーズしませんか?」です。バウリニューアルは、人生の節目や記念日に、出会いからこれまでの歩みをお聞きし、夫婦関係の見直しを行ってもらい、想いを伝えあう場を提供します。10年、20年過ごしたご夫婦の距離が縮まり、幸せな夫婦が増えることを応援する専門のプロジェクトチームが手がけます。

 

──具体的にはどのようなことを計画されているのでしょうか?

結婚後10年、20年が経過し「会話も少なく距離を感じる」ご夫婦や、「月日が経過した今だから感謝の気持ちを伝えたい」というご夫婦に対して、夫婦関係を楽しく見直せるワークを行い、お互いに想いを伝える場(バウリニュアルセレモニー)を提供します。

普段言えない気持ちは、第三者が入るからこそ伝えられるものがあると思います。パートナーへの気持ちを言葉にして伝えることで「二人で歩む未来はもっと幸せになる」後押しをします。セレモニー後の、夫婦の撮影も楽しんでいただけます。

 

──アイデアの特徴を3つ上げるとしたら、どんなところでしょうか?

1つ目は、夫婦関係の見直しワークがあること。
婚礼司会のプロとしての経験を持つ私が、ご夫婦の出会いから結婚まで、そして結婚から今までの道のりを詳しくお聞きする打ち合わせがワークとなります。打ち合わせをしていたら、実は夫婦関係の見直しになっているという優れものです。初心を思い出し、お互いが大切にしていることや想いにも気付くことができます。第三者が入るからこそ聞けること、素直に答えられることがあります。

2つ目は、お客様の希望に応える完全オリジナルであること。
17年以上に渡る婚礼司会を経て、約1000組の新郎新婦を担当した私が作り上げるバウリニューアルセレモニーには、牧師様が執り行うような決まりきった進行はありません。十人十色の想いを伝えるセレモニーにできます。お子様にも参加してもらったり、サプライズを仕込んでみたり。スタイリッシュはたまた、ユーモアあふれるセレモニーもお任せください。

3つ目は、日本で唯一バウリニューアル専門のプロジェクトチームであること
ご夫婦に特化した専門プロジェクトです。欧米では「夫婦が改めて愛を誓い合う」という文化になっているバウリニューアルですが、日本ではまだ多くはありません。夫婦関係を良くする講座やカウンセラーさんとは違い、人生の節目や記念日に向けてセレモニーを構築していくプログラムは、少し特別で非日常的なときめく場を提供し、夫婦の距離を縮め、幸せな夫婦を増やすお手伝いができます。

 

──なぜこのビジネスアイデアを実現したいと思うようになったのでしょうか?

「夫婦仲良くは子供への一番の教育」…それが私の信念です。それは幼少期に両親の夫婦喧嘩を見て悲しかったこと、そして大切な人の家族が壊れていく瞬間に立ち会ったことにも起因しています。

パートナーに不満を持っている方も、本当は「好きだからこそわかってほしい」のです。「言わなくてもわかるでしょ」って・・・ 、夫婦何年たっても、それは不可能です。照れくさい言葉が苦手な日本人だから、人生の節目や記念日に伝えられる場を作りたい!そう強く思いました。

ユーモアとサプライズが大好きで、共感性が高くちょっとお節介な私だからできるセレモニーと共に、非日常的な記念日を飾る夫婦の撮影をたくさん行いたい。そして「夫婦っていいね、結婚って素敵だよ。」という人々が増える未来にしたいと願っています。

 

──なぜこのアイデアが今必要だと考えているのですか?

ママ同士の井戸端会議では旦那さんの愚痴が定番で、夫婦仲良しには肩身が狭い昨今。ママ・パパ同士の愚痴よりも、ありがとう!の言葉が交わされる方が、子ども達は嬉しい。

 自分が選んで決めたパートナーなら、実はもっとお互い努力できるはず。「ありがとう」も「愛してるよ」も、時に「馬鹿野郎!」も、ちゃんと言葉にして伝えられる。相互理解を深め、夫婦の距離をきゅっと縮めることで、もっと幸せな時間が増えると思うんです。

海外では文化になっているバウリニューアルを、2025年には日本の文化にしたい。旦那様から奥様に贈るもの(文化)として存在してほしいです。愛情・感謝・謝罪・労い…を伝えあい、「色々あったけど、やっぱりあなたで良かった。」と思えたら最高じゃないですか。仲良し夫婦がメディアに取り上げられるような、子ども達に誇れる未来にしたいです。

 

──アクセラレータープログラムに参加した時点での課題意識と、参加した上での成果はどのようなものだったでしょうか?

本プログラム開始時点においては、アイデアや構想はあるものの頭の中が散らかり、整理ができていない状態でした。メンターやKOINスタッフの方が、こんなにも親身になって関わってくださることに最初はびっくりしましたし、心強かったです。

ぽんぽん飛びだす私の構想を、綺麗に順序立ててまとめて下さり、宿題にしてもらえるので課題もよくわかりました。また、私の商品は1つしかなかったのですが、本プログラムでいくつか誕生しました。形にして今年発表できそうです。

私のやりたいことを、ちゃんとビジネスとして継続できるよう、形にしてくださったことに感謝です。そして、そのやりたいことやアイデアに対して否定が一切なく、背中を押してくださったことで、自信も持てました。

 

──アイデアの実現に向けて、これからの展望をお聞かせください。

多くのご夫婦にバウリニューアルを体験してもらい、認知度を上げることに専念し、イベントも企画します。夫婦仲は仕事のパフォーマンスにも影響するため、経営者の方にもお勧めしたいです。また、結婚何年目でも実施でき、日本全国、屋内外問わずOKなので、金婚式や銀婚式のお祝いに子ども達から親に贈っていただいたり、結婚式に新郎新婦からご両親に記念品として贈ったりするのも素敵ですね。

今後、バウリニューアルに共感してくださる企業や、レストラン・お花屋さん・ドレス屋さん・宝飾屋さん・フォトスタジオ・カメラマン・旅行会社・ヘアメイクさん等と、夫婦を応援するビジネスコラボができたら嬉しいです。

昔「SWEET10ダイヤモンド」という結婚10年目にダイヤを贈るCMがあったように、旦那様が奥様に贈るギフトとしてバウリニューアルが存在し、日本の文化として定着してほしいと願っています。

メンバーページ