IDEA

世界平和、関係性の平和は私の内側の平安から

ひかりゆとりゆたか
やまもと みつひろ
幼少期からの生きづらさ、苦しさの体験から、「心の領域」に関心を持つ。大学卒業後、認定NPO法人カタリバ、人材ビジネス、海外駐在、人事部門責任者などを経て、2015年に「ひかりゆとりゆたか」という屋号で独立。あらゆる講座・セミナーへの参加、カウンセリング、講座提供、自身の体験を経て、「社会や人間の世界にある問題や苦しみは個人の内側や目に見えない領域にある」という仮説に至り、それを出会う人に分かち合う活動を行う。築約100年の京都の古民家で「六壺~heart house~」というコミュニティスペースを運営中。国家資格キャリアコンサルタント、米国CCE Inc. 認定GCDF-Japanキャリアカウンセラー、米国Ehama Institute認定First Peace Circle シードプランター。

──現在考えられているビジネスとその目的はどのようなものでしょうか?

ビジネスのタイトルはPeace Texture Flow。キャッチフレーズは「世界平和、関係性の平和は私の内側の平安から」です。

Peace Texture Flow(Peace:平和・調和・安らぎ、Texture:質感・本質・構造、Flow:流れる、溢れる)は、様々な問題解決や改善・行動をしても「どこかおかしい、何かが満たされない」と感じる人が、静寂・自己観察のプロセスを通して「自分の内側の平和」や「安らぎ」を思い出し、家庭や職場などの関係性に平和が生まれていくプログラムであり、世界観です

 

──具体的な事業としてはどのようなことを計画されているのでしょうか?

私のプログラムは時間や心に余裕がない、毎日が忙しくて自分や周りのことを全然考えられない経営者や社会人・主婦など、全ての方々へ提供できます。例えば「いつも部下のことや仕事のこと、誰かのことでがんばりすぎている」自分がいたり、「いつも何かに追われ、心が乱れ、誰かに反応したりしている」という日々の姿を、思い浮かべる方は多いと思います。そんな日常の中に、静寂に触れる機会を作り、余白・スペースを取ることを通じて「本当に大事なことに取り組める状態になる」「穏やかに楽に生きられる」「人に自分に優しくなれる」など、本人が想定していなかった異なる体験が訪れることがあります。この事業では、そんな体験をお届けしていきます。

 

──ビジネスアイデアの特徴を3つ上げるとしたら、どんなところでしょうか?

1つ目は、起業家・経営者・管理職・社員向けメンタルヘルスプログラム~Nine S Management~
持続的な経営において絶対的に最重要事項であるにも関わらず、常に後回しにされているのが「メンタルヘルス」です。経営者が自身と周りの「心の状態」に無自覚であることが多く、それによって社員のうつ病や退職に繋がり、結果的に経営にも負担をかけることが多々あります。9つの『S』を大切に、『人』を基点に構成された、組織開発にも繋がる次世代型プログラムを提供します。

2つ目は、Nature Space Retreat~自然の中で『自分の自然』と再会する~
対話をする中から現れてきた問いやテーマを眺めながら、自然の中で一人の時間を過ごすリトリートプログラム(半日、1日、合宿、経営者・企業向けコース)です。自分自身の内側から湧いてくる想いや意識の外側から働きかけてくるものに出会い、余計な念が削ぎ落とされ、自分という生命が本来持つシンプルさや力強さに触れるなど、非日常だからこそ過ごせる内省体験を提供します。

3つ目は、First Peace Circle~平和を思い出す8つの智慧~
マヤ文明、北米ネイティブ・アメリカンの古代から口伝で受け継がれてきた、自分の内側にある平和を思い出す機会であり、世界各地のビジネス層も実践されている平和実践のプログラムです。「目覚める」「扉を開く」「エゴを超える」「思い出す」「尊重する」「夢を描く」「体現する」「灯を守る」という8つの智慧に触れることで、他の参加者との対話や自己対話、シンプルなワークを繰り返しながら、自分自身の内側の平和を耕していきます。

その他に「Silentics or Slienceolgy(沈黙学・静寂学)」「Deep Book Dialogue(DBD)」「個人セッション」など、内なる平和を思い出していくアイデアやプログラムも随時、私のWEBサイトを通して紹介していきます。

ひかりゆとりゆたかのWEBサイトはこちら

 

──なぜこのビジネスアイデアを実現したいと思うようになったのでしょうか?

一人ひとりが平和の質感を感じながら、人生を豊かに安らかに生きてほしいと願っています。そこをベースにあらゆる心に関する研究をしたところ、「目に見えないところ」に重要なエッセンスがあるということが明らかになりました。

「人間の脳は毎秒1100万ビットの情報を無意識に受け取っているものの、そのうち認識できる情報量はたったの77ビット(0.0007%)である」という研究結果があり、ほとんどが無意識であり、『目に見えない何か』で現実や世界が作られていると知りました。それにも関わらず、「目に見えるもの」や「表面に出ているもの」に重点が置かれ、それらで評価・判断が行われているのが昨今の世の中です。

私は「無自覚を自覚していくこと」がビジネスや人間関係など、人生において大切な要素であると考えるようになり、そのことを本事業から多くの人と分かち合っていきたいと思うようになりました。

 

──なぜこのビジネスが今必要だと考えているのですか?

社会や世界を見ると、国家間/組織間/人間間の戦争・紛争/対立/分断は無くなったことがなく、環境破壊はエスカレートし、うつ病や自殺なども増加傾向にあるのが現代社会です。企業では、メンタルヘルスや退職などに関する対応が急務ではあるものの、根本的な変化に繋がっておらず、不本意な現実を繰り返しています。これは全てが複雑に絡み合い、一人ひとりの内側の『無自覚な部分の何か』から始まっているものです。人が生きていくには人とのやりとりや個々人の行動が不可欠です。その表面では見えないところを、私は自身のプログラムやビジネスを通して丁寧に扱っていくことで、個人の平和、関係性の平和が生まれていき、結果的にあらゆる諸問題が問題ではなくなるという流れを生み出したいと考えています。

 

──アクセラレータープログラムに参加した時点での課題意識と、参加した上での成果はどのようなものだったでしょうか?

私はこれまで「個人の内側の平和」に繋がるために、あらゆる心に関する学びに触れていったとき、2つの難しさに直面しました。1つは、言語で表せられない領域に入ってきて、人に伝えるのが難しい、ということ。2つ目は、これまでの学びを統合した世界観・プログラムを一人で作り上げ、文章化することが難しい、という思いでした。

本プログラムを通して、プロデューサーの皆様のサポートやアドバイス、そして毎回宿題をいただくことで、真剣に自分の内側に向き合う機会を得て、上記で書かせていただいたような世界観を表すことができました。こうして各種プログラムを具体的に、本格的にスタートしていく足がかりをいただけたことに感謝しています。

 

──ビジネスアイデアの実現に向けて、これからの展望をお聞かせください。

私自身、自分の内側の葛藤や痛みを外側に暴発したことにより、人間関係が破断・分断するという後悔・懺悔してもしきれない体験をしてきました。その体験も折り重なってPeace Texture Flow というビジネスは生まれました。

今回提示しているものは決して私独自で生み出したものだけではなく、古代から叡智として伝わってきているものでもあります。最終的な世界平和は一人ひとりの内側から始まります。色々な人に授けていただいた叡智と、私の人生体験を総動員して、分かち合っていきます。

2022年の前半は私が提供するもののほとんどを「ギフトエコノミー(設定金額制ではなく、参加される方々が感謝・応援の気持ちから支払設定を選べたり、次の方のための『恩贈り』として支払いできたりする形式)」で実施し、分かち合うチャレンジをしていきたいと思います。

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