講座では、仮説と検証を繰り返しながら実践的に事業創造手法を学びます。「既にアイデアをお持ちの方」、「アイデアはまだないが、ゼロから考えてみたい方」など、幅広い方にご参加いただけるプログラムです。
堤 孝志氏
スタートアップ・ブレイン 株式会社代表取締役
企業内新規事業からベンチャーに至るまであらゆるシーンで事業をインキュベーションするコンサルティング&インベストメントファームを運営する。総合商社、シリコンバレー及び国内のVCでの通算20年以上にわたる新規事業の立ち上げとベンチャー投資の経験と、「顧客開発モデル」等の事業化手法の知見とをブレンドした経営支援が強み。東京理科大学工学部卒、McGill大学Desautels経営大学院修了、Lean Launchpad Educator Program修了。早稲田大学客員研究院教授等およびソニックアーク株式会社やUssio Lab.株式会社などベンチャーの社外取締役も兼務する。主な訳書に「アントレプレナーの教科書」等がある。
松橋 俊彦氏
(国立研究開発法人 情報通信研究機構 マネージャー)ボストン大学MBA、RTTP(国際認定技術移転プロフェッショナル)
京都大学工学部卒業後、三洋電機にて、ロボット、医療機器の開発、新規事業企画、経営戦略に関わる。その後、三洋電機よりスピンオフした事業会社に移り、病院事業のM&A,デューデリジェンスに関わった後、大阪大学、情報通信研究機構にて、研究成果の事業化に関わる。三洋電機在籍時には、ボストン大学へ社費留学し、大学発技術の商業化プログラムを受講、大阪大学在籍時に、本商業化プログラムをボストン大学から招聘誘致、さらに日本語化して自らが講師として教える。現在は、長崎大学、九州大学にて、本商業化プログラムに関わる。アクセラレーションプログラムとしては、九州経済産業局、KIEPS(北九州SDGsイノベーション&アントレプレナーシッププラットフォーム)、PARKS (オール九州スタートアップエコシステムプラットフォーム)にて講師を勤めた。
吉武 直毅氏
オムロン株式会社
オムロン株式会社に入社し、新規事業開発に従事。現在はトレーサビリティ商品の開発に取り組む。
イノベーション創出手法としてデザイン思考、進化思考など学ぶ傍ら2018年リーンローンチパッドに参加し、以後メンターとして活動。
正木 達章氏
オムロン株式会社
オムロン(株)に入社し、IoT向けエネルギーデバイスの企画・開発をはじめ、一貫して新規事業開発に取り組む。本講座は2019年に吉武の薦めで参加。駐輪場サービスのアイデアで最優秀賞を受賞し、その後も会社業務とは関係なく事業化検証をトライ。同時にオムロンにて新ドメイン開拓の物流自動化のドメイン担当として企業内でリーンローンチパッドを実践中。本講座のメンターは2020年から活動。
寺本 大修氏
株式会社IDEABLE WORKS 代表取締役
NTT西日本で新規事業開発担当として新サービス開発に従事し、O2O、FinTech関連サービスの事業化を経験。その後、近畿大学に転職。近畿大学では学生起業家を育成する事業を立ち上げ、これまでに複数社の法人設立を支援。 2019年1月からは後継ぎとして箔押し印刷会社の経営に参画し、箔押し技術を活かすモノづくり企業へと事業転換に挑戦中。また、2020年7月に同社を設立し、芸術家に特化したプラットフォームサービス「HACKK TAG(ハックタグ)」を企画・開発。 学校法人瓜生山学園京都芸術大学 アート・アントレプレナーシップ プログラムディレクター/非常勤講師
かぬま みほ氏
ライフステージの変化から現職のキャリアに行き詰まりを感じたことがきっかけで「起業に挑戦してみたい」と思いKOINへ。 アイデアだけ・プロダクトだけの状態で前進は難しい事を痛感、挫折した経験から事業化手法を学ぶ為に22年度の本講座を受講。 チームアイデア【ワカバー:こどもの為の自転車ヒヤリハットサービス】で優秀賞受賞。現在も事業検証を継続中。
プログラムの流れ
- プログラムの説明動画を視聴(下に埋め込み動画がございます)
- 下記のURL「エントリーフォーム」よりプログラムに申し込む(6月4日締切、応募者多数の場合は、6月9日を目途に選考結果を通知します)
- 次の日程の講座に参加
<プログラムの説明動画>
<プログラムに関するQ&A>
Q:会社の規則上、持っているアイデアを他の参加者に共有することが難しいが、参加可能か
A:本プログラムに参加する上で参加者間同士で秘密保持の取り決めをあらかじめさせていただくことは可能。それでもご不安であれば、本プログラムの参加用に新しくアイデアを練っていただいて参加いただくことをお勧めする。
Q:中学生や高校生でも参加可能か
A:使用する用語は専門的なものも多く、中学生は対象として実施したことはない。親御様が一緒に参加されるのであれば可能かと思う。高校生向けには内容を少しリバイスして実施したことがある。
Q:顧客開拓のフィールドワークに不安を感じるが、メンターから支援はしてもらえるのか
A:どのような顧客層にまずアプローチすればよいかなど、メンターからアドバイスをもらうことができる。
Q:参加者の年齢はどのくらいか?
A:昨年度実施時は大学一年生から60歳を超える方まで幅広い年齢層の方に参加頂いた。
【カリキュラム】
第1回 | 6月17日(土)14:00~19:00新商品アイデアを考える |
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第2回 | 7月2日(日)10:00~15:00商品アイデアを具体化・可視化する |
第3回 | 7月29日(土)14:30~18:30商品への需要を検証する |
第4回 | 8月12日(土)14:30~18:30ビジネスモデルの仮説を⽴てて検証する |
第5回 | 8月26日(土)14:30~18:30収益モデルを構築する |
第6回 | 9月9日(土)14:30~17:00DEMODAY(お披露目会) |
参加資格
- 京都府内に住所を有する又は、京都府内での事業化を予定していること
- アイデアの実現に向けて、責任をもって行動する意欲を持っていること
- プログラムの全日程に参加できること
- 履修にあたっては、各自PCが必要となります(PCをお持ちでない方はご相談ください)
定員・費用
- 定員:20アイデア(参加人数上限は30名程度) ※チーム参加可。定員を超過した場合はエントリーシートにより選考を行います。
- 費用:無料
- 参加にあたっては、無線LANに接続できるノートPCが必要です。(PCがない場合はご相談ください。)
参加者の声
シリコンバレーで開発されたスキームだけあり、ロジックがしっかり構築されていたので直観的に商品開発を学ぶことができました。受講して最も大きく考えが変わり、必ず実践していることは、「『この商品がほしい(アーリーアダプター)』無くしてヒットなし」、「試行錯誤を小さく早く短く何回も」ということ。この二つのおかげで自分自身の思考回路の根源・指標を持つことができ説得力・行動力を格段にあげることができるようになりました。(2022年度プログラム参加者 Mさん)
「顧客と切実なニーズを自ら手を動かして徹底的に追及する」
実践を通じて新規事業をつくりあげる手法を学びました。毎度座学のボリュームも多いのですが、講座で学んだ手法を用いてどれだけ行動できるかが肝心です。期間を通じて多くの課題をこなす必要があり、とても大変でしたが、非常に濃く有意義な学びの時間を過ごすことが出来ました。現在は講座中に発案したアイデアをもとにチームで創業し、事業化を継続中です。(2022年プログラム参加者 Kさん)
今年度の受付は終了いたしました。