昨今、米国では海外食文化に由来する食品(タンパク食品から飲料、スナック、サプリ等)に対する高い関心が続いています。しかしながら、日本が誇る食の魅力が(実は意外にも)未だに米国市場で知れ渡っていません。
今回、合同会社ワイルドカードインキュベーター(以下、「ワイルドカード」)と共催で、欧米消費者からの関心が高まる「KYOTO」から「アグリイノベーション・フードテックセミナー」を開催いたします。
ワイルドカードが日米で連携する米国屈指の大手フードビジネス・アクセラのUnion Kitchen(本社:首都ワシントン)が米国から京都と中継にて登壇!Union Kitchenのプログラムご参加の説明会を含め、アメリカのフードビジネス市場を掴むためのポイントや「海外ブランドが必ず避けるべき“失敗パターン”」等を、京都と首都ワシントンと中継で結び、皆様に直接お話をする予定です。また、後半は京都の参加者からUnion Kitchenへの質問タイムセッションも予定しています。
米国市場で自社の商品・サービスを展開したい京都、京阪神ならびに日本全国のスタートアップから食品事業者まで、ぜひご参加ください!
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【タイムスケジュール】
10:00 オープニング:Wildcard Incubatorご紹介 (熊谷伸栄氏, Wildcard Incubator)
10:10 講演・テーマ①
—「フードテックと米国食市場進出を見据えた戦略ステップと事例紹介」—
登壇者:Wildcard Incubator 熊谷伸栄 氏
10:30 Union Kitchenの基調講演(同社プログラム説明会含む)
―「650社以上もの支援実績を誇る全米屈指のフードビジネス・アクセラUnion Kitchenの支援プログラムの紹介」 —
登壇者: Barney Rubin, Head of Accelerator, Union Kitchen
10:50 Wildcard × Union Kitchen ×参加者 による日米対話セッション !
—「“KYOTO”をフックに!?~米国消費者・市場に自社製品をどのように売り込むべきか?~ポイントやバリューチェーンの作り方」—
11:20 質疑応答
11:30 クロージング
12:00まで 参加者ネットワーキング(名刺交換会)
【ゲストスピーカー】
▼Wildcard Incubator LLC. 代表マネージングパートナー 熊谷 伸栄
Wildcard Incubator LLC. (本社:東京都中央区日本橋/米国:シリコンバレー)代表マネージングパートナー。シリコンバレーと東京を軸に日本の大手企業と欧米有力スタートアップとの事業共創フェーズから戦略的提携までの一貫した実務フェーズ支援を日欧米及び東南アジアの主要メンバーで手掛ける。また、日本発のスタートアップや老舗食品ブランドの北米事業化の業務支援をシリコンバレー及び首都ワシントンを軸に手掛ける(*北米最大手のCo-Kitchenスペース付きフード・アクセラであるUnion Kitchenとの協業)。自身も国内大学発技術による欧米食事業を創業し、並行準備中。現職以前は国内及び欧米投資銀行に10年(東京・NY・香港。国内IPO主幹事実績、M&A案件実績多数)大手VCに4年間(大手企業との二人組合ファンドの投資責任者の一人として日米でハンズオン投資に従事し、米投資先では取締役。ファンドから複数Exit)に在籍。2003年に国内フードサービス・ベンチャーの準創業。
その他、Brinc(香港・シンガポール本拠の大手アクセラ)のClimate Tech Program(主にAgrifood)のMentorの一人。米国大手フード・ビジネス・アクセラUnion KitchenのJapan Representative。NewsPicksやCNET Japanのゲストコラムニスト。 慶應義塾大学経済学部卒、米Cornell大学MBA。 2011年以来、九州の密教寺院にて修行をし、得度。法名は香栄。
▼Cullen Gilchrist, Founder and CEO, Union Kitchen
Cullen Gilchrist氏は、Union Kitchenの共同創業者兼CEO。エンジェル投資家。Sasya FoodsやSnacklinsをはじめとする食品ブランドの取締役(社外)を複数務める。
同氏は現在のUnion Kitchenの成長を牽引し、米国のフードビジネスの著名実業家として名が知られる存在。同氏を中心とするUnion Kitchenからは2025年現在、累計650社ものフード事業者の育成支援に携わってきた。さらに同社のアクセラプログラムを通じては100社以上が独立を経て全米ブランドとして羽ばたいている。またUnion Kitchen Fundの投資責任者。
同氏はUnion Kitchenの最高経営責任者としての実務のほか、Cornell UniversityのEntrepreneur-in-Residenceとして教鞭に立つ。
2007年に米Dartmouth College卒業。在学時はアメリカンフットボール部でディフェンスラインとして活躍し、All-Ivy選抜チームメンバーの一人として日本の学生選抜との親善試合にも来日経験あり。
▼Barney Rubin, Head of Accelerator, Union Kitchen
Barney Rubin氏はUnion Kitchenのアクセラプログラムの統括責任者(ディレクター)として、当該プログラムの参加企業に対するコーチング等、特に米国の主たる消費者、市場にいかに商品がウケるかをクライアント企業と共に突き詰めながら解を見出すまで徹底的にハンズオン支援を手掛ける。同氏は当該役割を通じて米USDAやFDAをはじめ、その他の米国政府機関との関係を監督する立場にある。
2025年8月現在、ワイルドカードとUnion Kitchenとの協業プログラムを通じた日本からの第一号採択企業となったKinishの米国上市に向けた現地での準備を指導中。
HACCP、PCQI有資格者。
【参考】
Union Kitchen
設立:2012年
本社:米国ワシントンD.C.
事業概要: 全米屈指のキッチンスペース付きフード・ビジネス・アクセラの一社(*累計650社の支援実績・Union Kitchen Fundも運営)。同社のアクセラは4フェーズで構成されており、一般的なデモピッチやメンター講義に時間を費やさず、徹底的なハンズオン、顧客対話型の実践型支援を施すことで知られる。その顧客層は新興スタートアップに留まらず、世界的な大手食品ブランドをも顧客として抱える。
2012年にCullen Gilchrist(現CEO)とJonas Singer氏が2012年に首都ワシントンD.C.を拠点に共同創業。当初は自分達のカフェ事業「Blind Dog Cafe」のためのキッチンスペースを探していたことがきっかけで、広すぎる物件を他に同じようにキッチンを必要としていた食品事業関係者にシェアする形でスタート。その後、フードビジネスの事業者同士が助け合い、コミュニティを形成する場として発展し、今や累計650社ものフード事業者を育成支援。さらに同社のアクセラプログラムを通じては100社以上が独立を経て全米ブランドとして羽ばたいている。
2024年6月より、Wildcard Incubatorと日米間での連携関係が開始。主に日本のスタートアップから大手食品メーカーに至るまで、米国市場での新商品の上市に向けた包括的な戦略支援を開始(*2024年9月に日本発の第1号支援先企業にKinishが選定)。