IDEA

ママ・パパが楽しむ京都

株式会社Gns
渡邊 高行
株式会社Gns代表取締役。アプリやWeb制作をメインとした事業を行う。遅刻防止アプリ「マニアウー」や京都の駅のエレベーターの位置がわかるアプリ「京エレ」を開発。京都の課題によりそったサービスを展開すべく東京よりUターンをし、現在京都で活動をスタート。18歳で役者を目指し上京後、父の病気を期に起業を目指す。「チャレンジを楽しむ」をモットーに京都でのサービス立ち上げに奮闘中。

──現在考えられているアイデアとその目的はどのようなものでしょうか?

ビジネスのタイトルは「ママ・パパが楽しむ京都」。キャッチフレーズは「『親』の視点からみる京都」です。Web、アプリケーションを使用し子供が居ながらでもお母さん・お父さんが楽しめるお店、施設の情報を発信することにより、主に3歳以下の子供がいる親が、子育てにより溜め込んでいるストレスを軽減できる機会を創出するプロジェクトです。

 

──具体的にはどのようなことを計画されているのでしょうか?

乳児(3歳ごろ)を育てるお母さん、お父さんは「趣味を我慢しないといけない」「言葉が通じない子供と1日中一緒にいるストレス」「社会と自分との繋がりを感じられない」といった課題に直面しています。このプロジェクトでは、子供がいながらでも楽しめるお店や施設の紹介や、親が楽しめるイベント開催を行います。子育てによる疲労やストレスを京都の街で癒せる体験を、ママがおしゃれをして外に出かけたくなるそんな1日を提供します。

 

──アイデアの特徴を3つ上げるとしたら、どんなところでしょうか?

1つ目は、子供がいてもママ・パパが楽しめるお店の紹介
子供メニューがあるかどうかなどではなく、小さな子供が泣いても大丈夫なのか、少し大きな声を出しても大丈夫なのか。小さな子供がいる家族が気を使うことなく楽しめるお店施設を選定し、掲載します。

2つ目は、お店の利用者であるママ・パパがライターとして、口コミ、記事作成による利用者視点の情報発信
クチコミやイベント記事の作成により地域のお母さん、お父さんのリアルな声を伝えていきます。また記事作成を子育て中のお母さん、お父さんに委託し、一定の報酬を支払うことにより、社会との繋がりを感じる機会の創出を行います。

3つ目は、写真・動画による紹介で楽しむお店の雰囲気を確認できる
子供メニューのあるなしではなく、子供が一緒にいても問題ないかにスポットを当てます。お店の雰囲気や、席の配置など、どのような雰囲気のお店なのかを写真や動画で確認できることにより、小さな子供がいながらでも楽しめるイメージを持つことができる仕様となっています。

 

──なぜこのビジネスアイデアを実現したいと思うようになったのでしょうか?

現在、私には3歳と2歳の息子がおり、毎日激動の日々を過ごしています。子供の成長は本当に凄まじく、その姿を目の当たりにできていることに幸せを感じます。しかしその喜びの背景には、夜泣きで睡眠時間が短くなる。休みの日は子供が楽しめる場所に行く。など親の我慢が多くあります。妻は仕事を辞めて、1日中子供の世話を見てくれていますが、「社会とのつながりがなくなり、自分の存在価値がわからなくなることもあった」という不安も口にしていました。子供を育てられる幸せとそこにかかるストレスは、多くの親が共通しているのではないかと思います。そしてその課題は、地域との繋がりをオンラインとオフラインをうまく組み合わせて作っていくことで解決できるのではないかと考えました。

 

──なぜこのアイデアが今必要だと考えているのですか?

核家族化による子育て世帯の孤立や近所づきあいがどんどん希薄になっている社会情勢に伴い、産後うつや育児ノイローゼといった病が社会問題となっています。この問題は親だけの問題ではなく、子供への虐待や成長の過程にも大きな影響を与えており、親が親を楽しむための仕組みづくりは、この社会問題の解決の一助になるものだと思っています。非日常になってしまったママ・パパが楽しむ休日。そのハードルを下げることにより、日常の育児によるストレスの蓄積を軽減し親と子の成長の障害を減らす機会を作りたいと考えています。

 

──アクセラレータープログラムに参加した時点での課題意識と、参加した上での成果はどのようなものだったでしょうか?

本プログラム開始時点においては、京都の課題をI Tの力を利用して解決したいという漠然とした想いを持ちつつ、「京エレ」というエレベーターのアプリの可能性を伸ばす方向で進めておりました。京エレというアプリをフックとし、京都の方々へのヒヤリングを行う中で、様々な課題と向き合うことができました。京都は人と人との繋がりが他の地域よりも強く、協力して勝つという地域色が強いことを感じ、とても魅力を感じております。京都の地で活躍をされているメンター、K O I Nのコーディネーターの方々の知見や経験豊富な鋭い角度のアドバイス、人との繋がりにより京都ならではのベストなネクストアクションに取り組むことができました。

 

──アイデアの実現に向けて、これからの展望をお聞かせください。

前提としてI Tの活用というのは、生活やビジネスをほんの少し良くする補助的な存在だと思っています。そして京都にはまだまだI Tが浸透していないところも多いということを改めて認識できました。そこにアプローチしていくには、目の前の課題に全力で取り組み、動き続けていくことにより具体的な課題と向き合うことができると考えております。I Tの力と京都の人と人の繋がりを大切にする文化を織り交ぜた価値提案を心がけていこうと思っております。

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