IDEA

挑戦研究所

フリーランス
松尾 このみ
1996年生まれ。関西外大卒。就活を経て内定を獲得するも、辞退し新卒フリーターに。フリーターの傍、アパレルブランド立ち上げ、就活生専門カウンセラー、PRライター、人を紹介するメディア立ち上げ(諸事情により起業前に失敗)、様々な人とコラボしながらイベント企画・運営などを経験。

──現在考えられているビジネスとその目的はどのようなものでしょうか?

ビジネスのタイトルは「挑戦研究所」。キャッチフレーズは「やってみたい、が、やれる場所。」です。挑戦研究所は、「やってみたい」を実験する場所です。試行錯誤し自分と向き合う時間を取り、小さな成功体験を積み重ねることで、失敗が怖くて不安になる人が自信を持ってやりたいことに挑戦できるようになるための研究所です。

 

──具体的な事業としてはどのようなことを計画されているのでしょうか?

やりたいことに挑戦しようと思っているけどできない多くの人は「自信がない」、「失敗が怖い」、「周りの目が気になる」など様々な不安を持っていると思います。そこで自分の特徴を自己認識できるイベント、失敗を恐れない環境でのプチ挑戦、共に頑張る仲間との出会いの機会などを提供していきます。

 

──ビジネスアイデアの特徴を3つ上げるとしたら、どんなところでしょうか?

1つ目は、たくさん失敗して良い場所「挑戦研究所」挑戦を研究し、「やってみたい」を実験する場所です。「挑戦して失敗したらどうしよう…」という不安を解消するために、まずは小さな挑戦をして試行錯誤をしながら成功体験を積んでいくことで、自信をつけることを目的としています。

2つ目は、自分とも、仲間とも、向き合うイベント自分の強みや弱みを、自分で理解することを大切にします。「やりたいこと探し」とよく言われますが、まずは自己を認識することで、やりたいことや、築きたい未来が明確になっていくのではないかと思います。仲間だけでなく、自分と向き合うことも大切にすることで、個人同士が繋がり、自分も仲間も安心できる居場所を構築できるようなイベントを実施していきます。

3つ目は、色んな人がいる、カオスで美しい場所人はみんな違ってみんな良い。年齢、性別、肩書きなどは関係なく「一人の人間」として存在します。やってみたいことは各自違います。「挑戦する」という目的は同じ。お互いに切磋琢磨し続けることで、カオスで美しく、一人の人間が考えたオリジナルが、たくさんの人間の共創により、更にオリジナルへと変化していくことを楽しめる場所です。

 

──なぜこのビジネスアイデアを実現したいと思うようになったのでしょうか?

自信がない人たちや、自己肯定感が低い人たちが挑戦をして、生きやすい社会をつくりたいという思いがあります。これまで私は、挑戦したいと思うことはあったものの、「自信がない」「失敗が怖い」「周りの目が気になる」などの不安要素をたくさん持っていました。また、環境によって女性ならではの挑戦のしづらさを感じたこともありました。そんな中で、私の不安要素を取り除いてくれたのは「仲間」と「環境」でした。安心できて自分の弱みも出せる仲間を持ち、切磋琢磨しあえる仲間がいる環境に身を置くことで、いつの間にか不安と戦い、挑戦できるように変わっていきました。更に過去の自分と同じ境遇の人からたくさん相談を受けていく中で、このアイデアを考えるようになりました。

 

──なぜこのビジネスが今必要だと考えているのですか?

人生100年時代、副業解禁など社会情勢の変化に伴い、自分のやりたいことに挑戦できるチャンスは増えてきています。しかし、挑戦できる人とできない人との格差が大きくなるのではないかと思っています。現代の日本は世界各国と比較しても非常に自己肯定感が低く、みんなと違うことをしたらダメという同調圧力も根強く残っていると感じます。「挑戦研究所」はやりたいけど不安がたくさんあってできないという人たちを諦めさせないビジネスであり、そのような人たちが挑戦して生きやすくなるためのビジネスです。

 

──アクセラレータープログラムに参加した時点での課題意識と、参加した上での成果はどのようなものだったでしょうか?

本プログラム開始時点においては、自分の想いや現状をどうにか形にしたいと思っていたものの、どのようにすれば良いのか分からずモヤモヤしていました。プログラムに参加し、メンターやスタッフの方との壁打ちをさせていただくことで、自分の思いやアイデアの整理ができました。整理も一緒にしてくださったので、一人じゃないと思えたところも心強かったです。ものごとを形にしていく上で、言語化すること、書き出して可視化することの大切さも学ばせていただきました。また、自分の思いが形になっていく面白さも同時に味わうことができ、大変貴重な体験をさせていただいたと思っています。

 

──ビジネスアイデアの実現に向けて、これからの展望をお聞かせください。

やっと自分の思いを実現するためのスタート地点に立つことができたなと思っています。今までやってきた中で多くの方からいただいた助言を宝にしながら、これからは、この「挑戦研究所」を通して、私の理想である挑戦していきやすい環境を色んな人たちと創っていきたいです。人は挑戦している時は、自分で考え自分で決めて自分で動きます。できない人を否定するのではなく、共に楽しんでいきたいです。そして、理想の生き方をする人がもっと増えるように、私は一生挑戦していきます。

メンバーページ